幸せなダイバーシティ、しなやかな働き方改革

ダイバーシティ推進や働き方改革の本質を一担当者として語りたい

営業パーソンからの電話

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3つの会社でダイバーシティ推進と働き方改革をしてきた
Meikoです。担当者として感じていること、学んだことなどを書いています。

 

職種にもよりますが、何かのきっかけで営業の電話がかかってくることがあります。マンションや投資の電話は論外ですが、セミナーやイベントに参加したことで、その主催会社から連絡がくることもあります。そのセミナーが割と面白かったとして、その会社の営業の人から「一度直接お話をしたい」と言われたらどうしますか?

私は基本的には断らないようにしています。もちろん先方には何か売り込みたいことがあるわけですが、意外と他のことで話が盛り上がることが多いからです。

人事や研修などの最近のトレンド、その人自身の仕事に対する想い、時には悩みを打ち明けられることもあります。同じ人事業界にいる者として、そういうお話はとても興味深いですし、私の悩みを相談することもあります。

その時点でその会社の商品やサービスに需要がなかったり、(主に予算のせいで)取引の見通しが立たないこともよくありますが、それでも定期的に声をかけてくれる方もいますね。取引の可能性の低さも含めて率直に情報や意見を交換する事で、図らずもその時間自体がお互いに有意義なものになることが多いです。

私自身は営業という職種は未経験ですが、初対面の人と話すのは好きなので機会があればやってみたいなと思っています。テレワークや在宅勤務もいいですが、だからこそ対面の価値がクローズアップされる時代なのかもしれませんね。

 

 ダイバーシティ推進もある意味社内営業だと思っているんですが、この場合は「やんわり断られる」のがデフォルトのMeikoでした。

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私が危機を脱出した方法

3つの会社でダイバーシティ推進と働き方改革をしてきたMeikoです。担当者として感じていること、学んだことなどを書いています。

 

私を採用してくれた上司がその会社を去って半年後、新しく来た上司から「役員の〇〇さんが、あなたのチームは価値を出していないと言っているよ、何をやっているのか分からないだって」と言われました。その会社に転職して2年、採用してくれた上司のバックアップで幅広い仕事ができていたのに、上司と役員がほぼ同時に代わってしまってすぐに、その環境は失われてしまいました。

上司によって職場環境がガラッと変わってしまうことはよくあると思いますが、私の場合は特に上司との相性のブレが大きく、仕事の成果にもかなり影響します。上司が変わっても仕事自体は変わらず好きだったし、成果も出しているつもりでした。でも見えている範囲や期待の内容が違っていたようで、冒頭の「価値がない」発言につながったみたいです。

「このままだとクビになるかもしれない」と本気で思いました。もちろん日本の会社で普通に働いている社員は、よっぽどのことがなければ解雇されることはありません。でも、他部署への異動や転勤などやめざるを得ない状況になることは十分考えられました。

「何を改善すればいいですか?」と当時の上司に聞いても、「資料をきちんと作って」「しっかりプレゼンして」など抽象的なことばかりしか答えてくれないため、混乱したまま時間が流れていきます。数カ月後にはその上司も退職し(彼女も役員との関係がうまくいっていなかったようです)、状況はより悪くなっていきました。

そんな中、たまたま元の上司と会う機会があり、自分の状況をそのまま伝えました。「価値を出せていないと言われていて、このままだとこの仕事をやめさせられてしまいそうだ」と。元の上司はすぐに行動を起こしてくれ、自分がいる関連会社に出向という形で引っ張ってくれました。そして、この時正直に状況を打ち明けていなければ、今の自分はないと思っています。

出向先の会社では(このブログに書いている通り)、ずっとやりたかった仕事に真正面から取り組めています。在宅勤務制度の導入や両立支援施策、社員グループのサポートやイベント開催など大きな裁量で自由にやらせてもらっています。

何よりも、今の会社では信頼できる仲間が多くいて、困難なことも乗り越えられる気がしています。実は先日私を救ってくれた上司が他の会社に転職することになり大きなショックを受けたのですが、今は彼女がいなくなっても、やっていける気がしています。会社が変わってもその上司との関係はこれからも続いていくし、それは大きな心の支えでもあります。

つらい状況を打ち明けられる相手がいること、力になってくれる人がいること、この先どんな迷いや危機があっても、そういう関係が困難な状況を乗り越える大きな力になってくれると信じています。迷ったり混乱する理由の多くが人間関係であると同時に、そこから救い出してくれるのもまた人とのつながりや縁なのだとつくづく感じています。

 

 一番迷うのはサーティーワンアイスでフレーバーを選ぶときだなとしみじみ思うMeikoでした。

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これが勇気というものか

3つの会社でダイバーシティ推進と働き方改革をしてきたMeikoです。担当者として感じていること、学んだことなどを書いています。

 

www.huffingtonpost.jp

電車の中でこの記事を読んで、あまりの感動に思わず泣きそうになりました。

背景としては、ある関西のテレビ番組の生放送で、コメンテーターの方が激怒したという話です。性別がわからない(と視聴者から言われている)ある一般人の方の性別を確認するというVTRがあって、それが人権侵害だとコメンテーターの方が強い口調で言って、他の出演者が凍りついたという状況です。

Twitterで私が見た中では、その若一さんというコメンテーターについて、よく言った、正しい、という内容のツイートが多かったです。そしてこの記事では、検証番組の中で若一さんが当時のご自身の気持ちの動きをかなり細かく、そして正直にお話された全文が記載されています。

生番組で、長年一緒にやってきたスタッフや他の出演者への想いと、この瞬間に傷ついてしまっている(かもしれない)多くの人々について短い時間に逡巡し、それでも声をあげたのは本当に素晴らしい勇気だと思います。

番組終了後に注意することも考えたと本人もおっしゃっていましたが、生放送で雰囲気を壊すかもしれないことを思えば、私だったら終了後にスタッフに伝えることで自分の責任は果たしたと考えたかもしれません。しかしながら、それでは明らかに遅かったというのはこの記事を読めばすごく理解できます。

変な空気になるのを恐れて言うべきことが言えないというのはよくあよくある話ですが、私が今後そういう状況になった時は、若一さんのこの勇気を思い出して自分の背中を押したいと思いました。そして、若一さんに賛同するツイートがこれほど多かったということにも感動しました。私もその一員になりたくて今日はこのブログを書きました。

 

私はこの時期の花粉が(何の花粉かは不明)一番きついのですが、年々自分のくしゃみの音が大きくなっていることを最近発見し、愕然としているMeikoでした。ハックショーイ!!

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上司のいない世界

3つの会社でダイバーシティ推進と働き方改革をしてきたMeikoです。担当者として感じていること、学んだことなどを書いています。

 

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この本はとても面白いのですがいかんせん長くてGW中に読み切れませんでした(泣)

概要の紹介はこちらにお任せするとして。

 

tebanasu-lab.com

この本で言われている組織の進化の最先端には階層がありません。つまり上司もいなければ部下もいないのです。全ての意思決定はチームメンバーがします。例えば採用から予算、業務プロセスの変更、お給料までですね。

何か問題が起こるとチーム外のコーチなどにアドバイスを求めます。でもこのコーチに何かを決めたり指示する権限はありません。あくまでも当人同士や関係者で決めます。多数決でもなく、例えばその決定に一番影響を受ける人などが決めることになります。

ちなみにこの組織には経理部や人事部など、いわゆるバックオフィスと言われる部署もありません。バックオフィスの機能も(一般的な会社で言う)「現場」のチームで担っています。そしてこれが効率的な組織運営に貢献しているということなんですね。

最近会社組織に対する考え方が変わってきていて、組織のスリム化や権限委譲、当事者意識の醸成に取り組んでいる企業も多く、これはある意味その最終形かなとは思います。とはいえ自分の会社がこうなるかと言われれば(そうなれば面白そうではありますが)どうすればいいのか見当がつかないのが正直なところです。

このような組織では私の今の仕事や役割は存在しません。もしかしたらどの会社でもこの組織になると3割くらい仕事が減るかもしれません。そしてこれほど大きな変革は既存の会社では難しいでしょう。でも、業績や成長力でいえばこの進化した組織はかなりの強さを持っています。権力の集中もないのでどこかで起こっているようなガバナンスのリスクもありません。

おそらく新しく作られる会社がこういう組織形態を選ぶケースが多くなると思われます。この本で紹介されている会社も、新しい組織だったり、新しい経営者が組織を作り変える形が取られていました。それらの会社によって古い組織形態の企業が淘汰されていくのではないかと思います。もちろんこの形態が全ての人々に心地よいわけではないので、例えばカリスマ経営者によるトップダウンの会社も多少は残るのではないでしょうか。

いずれにしても上司のいない会社で働くことも選べるわけで、そこにはハラスメントやマイクロマネジメント、政治的な駆け引きもありません。なんだかワクワクしますよね!でも私がこのタイプの会社で働く場合、人事やダイバーシティ推進の仕事は存在しないわけで、どんな仕事をするか一から考える必要があるというわけです。

さて、上司という言葉が無くなるのは一体何年後なのでしょうか・・・?

 

この前久しぶりにサーティーワンアイスクリームに行ったらすごく美味しくて思わずアプリを登録してしまったMeikoでした。(ステマじゃないです)

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Meiko流GWの過ごし方

3つの会社でダイバーシティ推進と働き方改革をしてきたMeikoです。担当者として感じていること、学んだことなどを書いています。

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みなさま、10連休どう過ごしていらっしゃいますか?人混みが苦手な私は旅行や観光地には行かず、もっぱら断捨離にいそしんでおりました。おそらく一般的な会社員の女性よりはかなり少ない数のワードローブしか持っていない私ですが、それでもかなりの洋服を捨てました。糖質制限ダイエットでちょっぴり痩せたこともあり、シルエットが変わってしまったりものを含め、10着以上捨てました。

そしたらなんと足りない洋服が何となくわかってきたのです。私は服装センスに関しては全くもって自信がなく、買い物が本当に苦手なのですが、今回はあらかじめ買い足すものがイメージできたので、通販で納得できる買い物ができました。

また、本も買い取りしてくれる業者をネットで選んで引き取ってもらいました。午後3時までの申込みなら当日夕方に引き取ってもらえるなんてとても便利!思い立ったらすぐ片付けられるのは非常に有り難いです。

そうこうしているうちに夫や子どもたちも自分から持ち物の整理を始めてくれたので、かなりの「家のデトックス」ができたと思います。家族のものの整理や片付けは難航することも多く、喧嘩になることもあって面倒ですが、とにかく自分の片付けを集中して進めて目に見える結果が出てくると意外と自分からやってくれるというのが私の実感です。(多少時間はかかりますが・・・)

というわけで10連休も残り1日。火曜日からの仕事に備えて体調を整えながら過ごしたいと思います。

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今日は天気が良かったので珍しく(近場でですが)BBQをしました。肉厚のしいたけを軸を取らずに焼いたものが一番美味しかったと思うMeikoでした。

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Tokyo Rainbow Pride参加しました

3つの会社でダイバーシティ推進と働き方改革をしてきたMeikoです。担当者として感じていること、学んだことなどを書いています。

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年々参加人数も規模も大きくなっているTokyo Rainbow Pride。数年前からパレードに参加しているのですが、今年は参加団体も人数も史上最大で、パレードの開始が大幅に遅れる事態になっていました。それだけ注目されているということですね。

沿道の方々と「Happy Pride!」と言いながらハイタッチをするのがとても楽しいんですよね。性別や性自認に限らず、様々な国籍、年代、話す言葉を超えて、参加者が一体感を得られるのがこのイベントの魅力です。みんなが自分らしくいられる社会ってこんな感じなんだろうなと思いました。みんなが自分とは違う見た目、価値観、考え方をそのまま受け止めることができるれば、それは翻って自分自身も受け容れてもらえるということなんですよね。

自分に関係ないこと、例えば同性婚夫婦別姓に文句を言うなんて本当に意味がわからないと思ったのですが、一方でそういう意味がわからないことを言う人を私も受け止め無くてはならないというジレンマもあって、いろいろ考えさせられる一日でした。Happy Pride!

 

パレードで阿波踊りを踊っているグループがあって、思わず見入ってしまったMeikoでした。

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増えた休みをどう使いますか?

3つの会社でダイバーシティ推進と働き方改革をしてきたMeikoです。担当者として感じていること、学んだことなどを書いています。

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会社で仕事をする適正時間は、以前と大きく変化してきている気がします。労働時間の法規制も長時間労働を無くすためには必要ではあるものの、仕事以外の時間をどう過ごすか(つまりインプット)の方が、仕事の時間(つまりアウトプット)よりも重要性が高まってきたように思います。乱暴な言い方をすると、会社で(長時間)頑張っている姿は必要なくて、でも逆に休みの時間も使って成果を出してね!ということです。

とはいえもちろん会社が社員に退社後や休みの日の過ごし方を指示するわけにはいきません。そこで会社はワークライフバランスがいかに仕事の成果にも重要なのか、またキャリアを自分で考えて主体的に学び続ける必要があるかを社員に伝えているわけです。

また、「学ぶこと」の定義も大きく変わっています。資格の勉強や学校に通うだけでなく、自身のプライベートな経験を仕事に活かす場面も増えてきました。イノベーションが仕事以外の組織やコミュニティで生まれることもあります。とはいえ同じような経験をしてもそこから学ぶこと、得るものは人によって違いますよね。

プライベートでも常にアンテナを張っていて、それがビジネスのアイディアに繋がることもあれば、仕事のことをしっかり忘れてリフレッシュするからこそいい仕事ができる場合もあるでしょう。何がいいかではなく、社員が自分で主体的に休みを使うことも、仕事のためには必要になるわけですね。

なんか結局、休みが増えても今までより楽になる感じはしないですよね…。むしろ大変かも。というわけでマイクロソフトの社員ががうらやましいと思ったそこのあなた、増えた休み分、成果を出せる自信はありますか?

 

今日は定時退社して、お笑いライブで人の心を掴むテクニックを学ぶぞ!と心に決めたMeiko でした(こじつけ?)

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