幸せなダイバーシティ、しなやかな働き方改革

ダイバーシティ推進や働き方改革の本質を一担当者として語りたい

ロールモデルがいない問題

3つの会社でダイバーシティ推進と働き方改革をしてきたMeikoです。担当者として感じていること、学んだことなどを書いています。


社員アンケートで女性の声としてよく上がるのは社内に女性管理職のロールモデルがいない、です。女性管理職が少ない場合はもちろんですが、ある程度いてもあまり変わりません。

社内にいないなら社外で、ということでロールモデルになりそうな女性に講演してもらっても、『講演の内容はとても良かったし勇気をもらえた。でもロールモデルにはならない』となってしまうことも多いですね。理由としては優秀すぎる(東大出てる、営業成績トップ)、帰国子女、子供がいる/いない、親が近くに住んでいる、パートナーが協力的、年代が違う、業界が違う、職種が違う、私とは性格が違う…。

これは『ウチの会社とは違う』問題と同じようにロジックでは解決できません。どんな人も自分とは違う部分があるのは当然なので、勇気をもらえた講演というだけで充分ではないでしょか?

ロールモデルがいなくても、これまでの上司の良かったところや嫌だったところを思い出すだけで、自分の理想の上司像が思い描けるはずです。それが正しいかどうかを気にする必要はありません。大事なのは一つの組織の中に多様なリーダー、多様なマネジメントスタイルがあることです。それがダイバーシティであり、インクルーシブな職場を作るのだと思います。

 

子育てのロールモデルを果てしなく探し続けているMeikoでした。

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