幸せなダイバーシティ、しなやかな働き方改革

ダイバーシティ推進や働き方改革の本質を一担当者として語りたい

弱みをみせる

3つの会社でダイバーシティ推進と働き方改革をしてきたMeikoです。担当者として感じていること、学んだことなどを書いています。

 

以前他社のダイバーシティ担当者と話していた時その人が「ダイバーシティ担当者っていつも前向きで明るくいなきゃいけないと思うんだけど、実際には凹むことも多いのでツライ」と言っていました。こういうシチュエーションはどんな仕事にもあると思いますが、ダイバーシティや人事の担当者の場合は、社員を相手に愚痴れないということもあると思います。

また、人事はいつも正しくあるべき、というプレッシャーもあるかもしれません。お給料や規則、労務の手続きなどたしかに社員へのインパクトは大きいので完璧でないと信頼を失うことに繋がります。でも、人間だから失敗や間違えることもあります。私も何度も謝りました(ごめんなさい)

ダイバーシティも公正な待遇や登用とか、みんなが働きやすい職場とか、明るい未来のスローガンみたいですよね。その一方でこの取り組みは軋轢をうみますし、抵抗されるのがデフォルトなので理想と現実のギャップに苦しむことも多いです。

私の場合はうまくいかない部分や自分が納得できていないことはそのまま出してしまいます。なぜなら繕ってもどうせバレてしまうんですよね…。研修やイベント、会議などでも正解がわからないときはそう言ってしまいます。信頼感にはマイナスかもしれませんが、弱みを見せたことで、その後話が弾んだり、(可哀想だと思われるのか)誰かが助けてくれることが多いです。

結局はネガティブな部分も含めてこちらがいかに心を開けるかが、相手が心を開いてくれるポイントなのかもしれません。それに気が付いてからはかなり気が楽になりました。いわゆる「つかみ」もだいたい自虐ネタにしています…。

ダイバーシティ働き方改革は社員一人ひとりが自分と向き合って自ら課題を解決していくプロセスです。なので働きかける側も自分の弱みを受け入れた上でそれを他人に見せることが必要なのだと思います。そしてこれはきっと、AIにはできないことなのではないでしょうか。

 

夫に仕事のことを愚痴ると、最終的にはいつもケンカになるのはなぜなんだろうと思うMeikoでした。

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