幸せなダイバーシティ、しなやかな働き方改革

ダイバーシティ推進や働き方改革の本質を一担当者として語りたい

女性の涙は汗だと思う

3つの会社でダイバーシティ推進と働き方改革をしてきたMeikoです。担当者として感じていること、学んだことなどを書いています。

 

みなさんは職場で泣いたことありますか?私は覚えている限りで2回あります。2回とも自分の不甲斐なさに流した悔し涙です。泣いてしまった事自体が恥ずかしかったので周囲の人にはそっとしておいてほしかったのですが、みんな優しいのでやっぱり慰めてくれるんですよね。そして余計自分が情けなくなって涙が止まらないという悲惨な状況になりました。

というわけで私は職場で誰かが泣いていてもなるべくそのことに触れないようにしています。女性社員との面談でもたまに泣かれることがありますが、(私のせいで泣いているわけではないので)気が付いていないかのように面談を進めます。そうしているうちに気持ちが落ち着くので、面談が終わる頃にはその人は普通の状態で仕事に戻れます。

ただこれは私が女性だからなのかもしれません。実際、女性の涙を見た男性がとても動揺するという場面を何度も目撃しました。私から見れば泣いている理由はすべて自分自身に対するもの(大体が悔し涙)でしたし、泣きたくて泣いているわけではないのにそれで相手が動揺すると、より気持ちが高ぶってしまうんですよね。逆に泣いていない時でも、実はとても傷ついたり落ち込んだりしていることもあります。つまり涙は傷付き具合のバロメーターではないんですよね。

じゃあ何で泣くのでしょうか?なぜ涙が出るのかは私も知りたいくらいです。なので、(特に男性)管理職には、「涙は生理現象だと思ってください。つまり汗と同じです」と話しています。もちろん相手を尊重し誠実に向き合うことが大前提ではありますが、泣いていることだけをとりたてて気にする必要はありません。

また、女性が泣くと「女性はすぐ感情的になるから」とか「職場で涙を見せるなんて社会人の自覚が足りない」とか言う人もいますが、それは自分が動揺してしまうことを面倒に感じているからだと思います。でも涙を汗だと思えばそんなこと感じなくなりますよね。またこのマインドセットがあれば、(万一)泣きの演技に遭遇しても惑わされないので、結構便利なのではないでしょうか。

 

娘が小学生になってからは、彼女が泣くと夫の機嫌が悪くなっていたのですが、それも夫自身が動揺してしまうからだったんですよね。なのでその都度「これは汗だよ〜」と言って場を和ませるMeikoでした。

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