幸せなダイバーシティ、しなやかな働き方改革

ダイバーシティ推進や働き方改革の本質を一担当者として語りたい

どこまで戦うべきか

3つの会社でダイバーシティ推進と働き方改革をしてきたMeikoです。担当者として感じていること、学んだことなどを書いています。

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みんなが参画意識を持ち自発的に行動する組織風土が理想ですが、色々なところでうまくいきません。上の人(必ずしも上司とは限らない)を意見が違ったとき、どこまで戦うべきかいつも迷います。

企業にはビジョンや行動基準、ポリシーなどがあり、それに従って行動や意思決定をすべきだと言われます。多くの企業で「社会に貢献する」「お客様のために」などですね。でも実際にはKPIと呼ばれる数値目標があり達成したかどうかで評価やボーナスが決まるので、実際の意思決定が行動基準と矛盾する場合がでてきます。

目標が達成できない場合は上司に説明する必要がありますし、説明したところで往々にして「それは言い訳だ」と言われます。社長であっても株主や親会社から数値目標を課せられます。「売上を追求する」とか「利益を最大に」などというビジョンはどこにも書かれていないいのですが。

となると行動基準と相反する意思決定をせざるを得ない状況も出てきます。ただその決定や指示は下から見ると「ビジョンなんて口ばっかり」「行動基準は形骸化していて何の意味もない」となって、社員の参画意識が低下していきます。

上の人の指示や意思決定が違うと感じたとき、みなさんはどうしますか?「売上を犠牲にしてもそういう売り方はすべきではない」と言ったとき、「売上が下がったら、次の投資ができなくて会社の存続が危うくなる、その責任が取れるのか?」と言われたらどう反論しますか?もしくは「ここで違う意見を言うと上司の信頼を失って自分がやりたい仕事ができなくなるかも。そうなると顧客のために考えたあの企画が無駄になる」と考えて反論しないでいることもあると思います。

というような話を最近あちこちで聞いたり、私自身が直面することがあり結構モヤモヤしています。でも、ダイバーシティ推進で抵抗されることに慣れっこになっているこの私が守りに入ってしまったら、私の価値なんて一体どこにあるんだろう、と思って自分を奮い立たせています。

 

娘がノートに大きな字で「ガーリック」と落書きしていたのを見つけ、どういうことか教えてほしいMeikoでした。

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