レンタルなんもしない人は究極のインクルージョンだ!
3つの会社でダイバーシティ推進と働き方改革をしてきたMeikoです。担当者として感じていること、学んだことなどを書いています。
以前からWebニュースなどで目にしていたものの、きちんと知ったのは先週のザ・ノンフィクションでした。なんかちょっとうらやましいと思った一方で、こういう人(職業?)が求められている時代なんだと実感しました。
ダイバーシティ的に言うと、「なんもしない」というのは何をしても言っても否定されないという心理的安全性が確保されている状態なんですよね。自分がありのままでいられる環境こそがダイバーシティ&インクルージョンの推進で目指しているものです。
男性は安定した職業につくべきだ、若いうちは苦労するべきだ、良い大学に行けば良い人生を送れる、などの固定された価値観(ときに「常識」とも言われる)に縛られて息苦しさを感じている人は多いような気がします。私も含めて・・・。
でもレンタルさんはどんな生き方も考え方も行動も否定せずありのまま受け止めてくれる。褒めない代わりに否定も攻撃もしない。もちろんマウンティングなんかもしない。「あなたのために言う」アドバイスもしません。それは意外と見つけるのがが難しい相手なのかもしれません。
私はつい相手の話にオーバーに反応してしまうのですが、その反応も私の中にある価値観やバイアスに基づいたものなので、図らずも否定のニュアンスに受け取られることもあります。とはいえあまりに反応が薄いと話す気も失せますが、レンタルさんの場合は絶妙なバランスでリアクションしてるなと思いました。
家族や友人という深い繋がりも必要ですが、所詮価値観は人それぞれなわけで、無理にすり合わせようとすると軋轢が生まれてしまいます。一応(ツイッターなどで)知っているけれど、無理に合わせる必要もないレンタルさんのような存在が求められているということは、それだけ自分らしくありのままでいることが難しい時代なのだと思います。
人によって価値観は違うし、それは無理に合わせるものでもなければ、どちらが正しいわけでもないという前提で、誰もが自分らしくいられる社会を作るために、私はこれからもダイバーシティ&インクルージョンを推進したいと思います。
レンタルさんをツイッターでフォローした翌日、過去最高のビュー数を獲得したのですが、これってレンタルさん効果なのかなと、国分寺駅に向かって合掌するMeikoでした。