幸せなダイバーシティ、しなやかな働き方改革

ダイバーシティ推進や働き方改革の本質を一担当者として語りたい

男性の育児休業その2

昨日の続きです。

私が個人的にオススメする育児休業の期間は1ヶ月から2ヶ月です。最低でも2週間ですね。一人で家事と育児を一日回すようになるためには平均的にこれくらいかかると思います。子供の普段の様子も分かるようになりますし。そして、1ヶ月仕事をしない状況では事前の根回しや引き継ぎが必要になるので、これは業務改善の大きなチャンスなんですね。

会社にとってのメリットはこの業務改善による生産性の向上です。引き継ぎのためのマニュアルを作れば業務を改めて見直すことができますし、誰かに説明することで、『アレ?このプロセス本当に必要だっけ?』と気がつくことも多いです。休業中に同僚がしがらみなくプロセスを変えてくれたらすることもありますね。昨日私の生産性が飛躍的に高まったと書きましたが、この引き継ぎによる部分も大きかったです。

もし、引き継ぐ相手が部下や後輩であれば、彼らの育成にも大きく貢献します。仕事を取られてしまう、と心配される方もいるかもしれませんが、そんなことはなくて、以前よりさらに上の仕事やクリエイティブな業務が復帰後のあなたを待っています。私も2回目の育児休業を終えて復帰したら、私無しで完全にルーチンが回っていて、ダイバーシティの業務により時間をかけられるようになりました。

こんな感じで、男性の育児休業は本当に多くのメリットがあります。そして、育児休業を取る男性というのは、事前の根回しができて自分の知識や経験をシェアでき、そして復帰後はタイムマネジメントと部下のマネジメント能力が大きく向上しているという『デキル男』になっています。人事業界では昨今、『育児休業を取る男性は出世する!』というのが定説になりつつありますね。