幸せなダイバーシティ、しなやかな働き方改革

ダイバーシティ推進や働き方改革の本質を一担当者として語りたい

マネージャーのパターン

3つの会社でダイバーシティ推進と働き方改革をしてきたMeikoです。担当者として感じていること、学んだことなどを書いています。

 

実は私、今月末で今の会社を退職することになりました。こんな状況なので最後のあいさつも対面ではほぼできないまま辞めることになり、とても切ない日々です。コロナが本格化する前に退職と転職先を決めたのでその時にはまさかこんなことになるなんて思ってもみませんでした。一寸先は闇だなとつくづく感じてます。

 

辞めるにあたって(そして暇にまかせて)これまでの仕事を振り返ってみたら一つ気が付いたことがあったので今日はそれについて書いてみようと思います。このブログでもよく取り上げているマネジメントについてです。一口にマネジメントといってもとても幅広いですが、今回はとてもシンプルなフレームワークを使って説明します。

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ゴールデンサークルという結構有名な図なので目にしたことがある方も多いと思います。本やTED、解説しているWEBもたくさんあるのでここではこのフレームワークの説明は省いて、ゴールデンサークルの図だけ使わせてもらいます。その仕事をなぜやるか(目的)「WHY」、どうやるか(手法)「HOW」、何をやるか(アクション)「WHAT」と定義して、それぞれがあるかによってマネージャーをパターン化しました。

 

①WHYあり、HOWあり、WHATあり・・・「マイクロマネジメント」

WHYがあるのは良いのですが、WHATまで指定すると部下の裁量が無いのでやりがいを失ってしまったり、自分で考えられなくなります。ワンマン経営者にありがちかもしれません。

 

②WHYあり、HOWあり、WHATなし・・・「基本型」

一般的にはHOWまでを説明してその後は自分で考えてもらうのがマネジメントの基本だと思います。誰に対してもうまくいくやり方ではないでしょうか。

 

③WHYあり、HOWなし、WHATなし・・・「権限移譲型」

ある程度キャリアや経験がある人にとっては最高のマネジメント。「なぜやるか」だけを示してもらってあとは好きにできるから。経験や情報量が少ない部下にとってはヒントをもらえないので放任に見えるのでうまくいかない場合があります。

 

④WHYなし、HOWなし、WHATなし・・・「丸投げ型」

説明不要ですね。

 

⑤WHYなし、HOWあり、WHATあり・・・「理念なきマイクロマネジメント」

なぜやるかは伝えずに業務の指示だけを出す方法。何も考えずに歯車となるのでちょっと前まではこれが正解でしたし、今でもよく見かけますね。一応WHATまで言ってくれるので責任も(おそらく)取ってくれるはずです。

 

⑥WHYなし、HOWあり、WHATなし・・・「評論家型」

手法はいろいろ知っているんだけど、理念もなく何をやるかも言わないので部下は迷います。結果の責任を取らなかったり、もしくは部下が出した案を否定して実行を先延ばしにするタイプなので始末が悪いです。

 

⑦WHYなし、HOWなし、WHATあり・・・「思い付きマイクロマネジメント」

やることだけ指示するタイプです。見た目はマイクロマネジメントと同じですが、裏付けが何もないので部下は不安になります。部下が「なぜこれをやるんですか」と聞くとキレる可能性があるので気を付けて。

 

なんか上司の悪口みたいになってしまいましたが、私の実際の環境とは一切関係ありません!ちなみに部下のタイプについてで言うと、WHYが最初からある場合、HOWもWHATも自分で決めようとするので上司から見ると嫌な部下だと思います。私のように・・・。

 

有給休暇の消化中に一人ハイキングをしようと思ってトレッキングシューズを買ったのに、使う日がいつ来るかわからないMeikoでした。

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