幸せなダイバーシティ、しなやかな働き方改革

ダイバーシティ推進や働き方改革の本質を一担当者として語りたい

出勤できない夫、テレワークできない妻

4つの会社でダイバーシティ推進と働き方改革をしてきたMeikoです。担当者として感じていること、学んだことなどを書いています。

 

緊急事態宣言が解除されて出勤する人も増えてきましたが、今回のコロナ禍ほど日本のテレワークを推進した出来事は無かったと思います。必要なITツールがちょうど準備できていたということもあるかもしれません。

テレワークができる職種とできない職種の違いも明確になりました。例えばスーパーやドラッグストア、介護や看護の現場など実際にその場所に人がいなくてはならない仕事がある一方、事務職や営業職などパソコンだけで仕事ができる職種はテレワークに適した仕事です。そしてホワイトカラーであれば部長や課長、そして社長業すら遠隔でできることがわかりました。

これらの職種を見ていると、日本で一般的だと考えられている家庭「企業に勤めるホワイトカラーの夫とパートの妻」が実は「テレワークできる夫と出勤しなければいけない妻」だとも言えます。また、今回に関しては「テレワークさせられる」ケースも多いので、出社したくてもできないとも言えますよね。

緊急事態宣言中は夫が家で働き、妻が外に働きに出るという状況はかなり多かったと思います。では、女性が家にいたいと思うならホワイトカラーの仕事を選ぶべきなのでしょうか?そして家だと仕事がしにくいと思う夫は在宅勤務しなくても済む仕事を選ぶべきですか?それともスーパーで働く妻は外に出るので、在宅勤務で家を守るべきなのは夫?

なんだかよく分からなくなってきますよね。でもそれでいいんです。結局夫と妻、男女の役割分担のモデルなんてないし、自分の価値観やライフスタイルに合わせて仕事を選べばいいという話です。

働き方改革で残業も無くなり、コロナの影響で飲み会も接待もゴルフも無くなり、テレワークで通勤も無くなり、出張や対面営業も減り、残ったのは仕事の内容と結果だけです。

ささげられる時間の長さで稼げる時代は終わったのかもしれません。

 

今日転職して2回目の出社日で出勤したら、部署の人が誰もいないだけでなくフロア半分にいるのは私だけ。ランチも独りぼっちで寂しいMeikoでした。

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