幸せなダイバーシティ、しなやかな働き方改革

ダイバーシティ推進や働き方改革の本質を一担当者として語りたい

2019-01-01から1ヶ月間の記事一覧

それは小さな一歩だけれど

3つの会社でダイバーシティ推進と働き方改革をしてきたMeikoです。担当者として感じていること、学んだことなどを書いています。 小さな一歩が意外と大きな変化に繋がることがあります。例えば一度しか会ってない相手にメールを書く。もしかしたらお節介か…

会社は「考える」のか

3つの会社でダイバーシティ推進と働き方改革をしてきたMeikoです。担当者として感じていること、学んだことなどを書いています。 ちょっと時間が経ってしまいましたが、サイボウズの青野さんの「会社」という人はいない、という発言のまとめです。 togetter…

片付けと脳力

3つの会社でダイバーシティ推進と働き方改革をしてきたMeikoです。担当者として感じていること、学んだことなどを書いています。 数年前にこんまりさんの片付け本を読んで以来少しずつ片付けにハマり、今ではミニマリストに片足を突っ込んでいます。インテ…

業務の見える化ツール

3つの会社でダイバーシティ推進と働き方改革をしてきたMeikoです。担当者として感じていること、学んだことなどを書いています。 働き方改革に取り組む際に最初にやるべきことは仕事の見える化です。個人単位で何にどれくらい時間を使っているのかを書き出…

「性別なんて意識していない」問題

3つの会社でダイバーシティ推進と働き方改革をしてきたMeikoです。担当者として感じていること、学んだことなどを書いています。 女性活躍推進の話をすると、男女ともに「私は会社で性別なんて意識したことがない、能力があれば性別なんて関係ないはずだ」…

会社の風土

3つの会社でダイバーシティ推進と働き方改革をしてきたMeikoです。担当者として感じていること、気づいたことなどを書いています。 カルチャーは戦略を食べる(by ドラッカー)といわれていますが、ダイバーシティーや働き方改革もやはり組織風土に大きく影…

やらされ感との戦い

3つの会社でダイバーシティ推進と働き方改革をしてきたMeikoです。担当者として感じていること、学んだことなどを書いています。 ダイバーシティ推進計画を立てて、それを個別のアクションに落とした時、それらのアクションを自分以外の誰かにやってもらう…

ダイバーシティ推進のゴール

なかなか取組の成果が見えづらいのがダイバーシティ推進ですが、ゴールも同じように設定が難しいです。結局どうなったらしっかり推進できた、となるのでしょうか?女性管理職比率が50%を達成したら?それとも社員アンケートで全員が『当社はダイバーシティが…

制約社員のマネジメント

先日介護と仕事の両立支援についてのセミナーに参加しました。女性活躍推進で育児支援については制度も上司の意識啓発もかなりやっている会社も、介護についてはまだまだ当事者が見えにくく、ケースも様々なのでどこまで制度を整えて情報提供するべきか迷っ…

人に歴史あり、それがダイバーシティ

他人の人生というのは本当に興味深い、とつくづく思います。伝記にならなくても、テレビに出なくても人それぞれとても起伏に富んだ物語を持っているんですよね。 私がワークショップをやるときに、アイスブレイクとしてよく使うのが『私の中のダイバーシティ…

男性の解放

以前女性活躍推進は男性の解放と書きましたが、これは非常に個人的な理由に基づいています。 私の夫はサラリーマン、自営、フリーランス、専業主夫時代を経て、今はパート勤務です。よっぽど人材不足の会社でなければなかなか通らない履歴書ですね。実際専業…

『「たばこ休憩」を不公平と思う人に欠けた視点』に欠けた視点

先日タバコ休憩に関する記事を見かけました。 toyokeizai.net 私自身がいわゆる嫌煙者ということもありますのでここではタバコ休憩については特に書きませんが、一つだけこの記事に欠けていることが気になったので、ここで労働時間と成果(アウトプット)に…

意識改革という罠

ダイバーシティに限らずパワハラ防止や職場風土改善、コミュニケーションの向上など様々なテーマでディスカッションするとき、よく出てくるのが「〇〇の意識改革(〇〇には社員、役員、管理職、上司、時には社長が入ります)」です。意識改革という言葉はと…

パワハラと指導

先日パワハラ予防セミナーに参加してきました。講義が中心ではありましたが、意外と参加者同士の意見交換やロールプレイ、ケーススタディもあって楽しく充実した2日間でした。 企業の人事や法務担当の参加者が多かったようですが、やはりパワハラになるかな…

ブログを書く効果

アクセス履歴を見てみたら、今週は1件でした…。かなり狭い業界の話とはいえこれはちょっと悲しい。でも、誰も読まないことをいいことに、読み手を意識しないまま好き勝手に書いていたのも事実なので、これからはもう少し読みやすい文章にします。 ただ、自分…

ウチの会社は違う問題

先日子供の学校の校長先生と話す機会がありました。最近は教員の労働時間が長いことで学校をブラック企業に例えられることもあり、実際に志願者も減っているようです。来年度は先生方の働き方にもメスが入るため、学校行事を見直さざるを得ず、色々運営が変…

副業について

他の企業のダイバーシティ推進担当といろいろ話していると、最終的に社員のキャリアの話に行き着くことが多いです。そしてそのキャリア開発の一つとして副業が注目されています。この記事もとても興味深かったです。 toyokeizai.net ダイバーシティは属性(…

女性活躍推進に取り組む理由

昨日も書いた通り、女性活躍推進は人材の最大限の活用です。「なぜ女性を管理職に登用しなければいけないのか?」と聞かれれば、「現在の管理職は全員その役割を十分果たしていますか?果たせる人が登用されているでしょうか?」と問い返しましょう。性別に…

男女平等と女性活躍推進

ダイバーシティといえば女性活躍推進というのが日本の場合は一般的です。ジェンダーギャップ指数にも明確に現れている通り、特に経済界においては男女平等だとは全く言えない状況です。(2018年G7で最下位の110位)他にも様々な場面で実は女性蔑視があるとい…

労働時間を減らすために

労働時間を削減するための業務改善はいろいろなところで行われていますが、「今ある業務を見直して効率化する」というのは限界があるなと感じています。例えばExcelの関数の関数やちょっとしたマクロ、マニュアルや進捗管理の表を作成して共有するなどはすで…

在宅勤務

こんなに在宅勤務がブームになるなんて、少し前は全然想像できなかったですよね。政府のキャンペーンや経団連のプレッシャーが功を奏しているのがしれませんし、頻繁に起こる自然災害への対応として、危機管理の観点から止むを得ず、ということもあるかと思…

男性の育児休業その2

昨日の続きです。 私が個人的にオススメする育児休業の期間は1ヶ月から2ヶ月です。最低でも2週間ですね。一人で家事と育児を一日回すようになるためには平均的にこれくらいかかると思います。子供の普段の様子も分かるようになりますし。そして、1ヶ月仕事を…

男性の育児休業

先日産休取得予定の社員 と面談をした際に、配偶者が同じ会社だと知って、『それではだんなさんにも育休取ってもらいましょうね』と言ったら驚かれました。当社では男性の育休プロモーションはまだ始めたばかりなので、仕方がないかもしれません。その社員に…

ワークライフバランスと多様な働き方

長時間労働の削減にこれだけ注目されていても、現場ではなかなか進まないという組織も多いと思います。根本的な改革や大規模な投資、強力なトップダウンなどで大きな成果を出している企業もありますが、そういう事例を見て素晴らしいと思う一方、『ウチの会…

ブログをはじめたきっかけ

ダイバーシティのマニアックなブログなんて読む人はほとんどいないと思いますが、とはいえ誰か一人でもいいので、役に立てたらいいなと思って書いています。 もちろん、一番は自分の考えを整理するためですね。たまにパブリックな場所でプレゼンすることもあ…

自分らしく働くということ

昨日書ききれなかったので続きを。 マジョリティがマイノリティの気持ちを理解するというのはとても難しいですが、もしかしたら近いかもしれないという例を自分のセミナーでも何度か使ったのでご紹介します。 *******************: あなたはとある東京の会社…

LGBTのインクルージョン

国会議員の発言が炎上しているようなので今回はLGBTのインクルージョンについて書きたいと思います。 取り組みの順番としては女性、障害者雇用の次くらいに手を付ける企業が多いのかなと思いますが、最近ではパートナーシップ条例も続々と制定され、(炎上も…

障害者という言葉

政府が雇用率を法律で定めていることもあり、女性活躍と並行して障害者雇用の取り組みをしている会社が多いと思います。 政府は障害者という言葉を使っていますが、最近では障がい者や障碍者と表記されることの方が一般的かもしれないですね。が、私は社会の…

ダイバーシティ推進という仕事

他の職種や仕事をよく知っているわけではないですが、ダイバーシティ推進の仕事には特徴的な要素があると感じています。一般的には会社全体で大きな目標があり、それが部門ごとにブレイクダウンされて個人の目標やタスクになりますが、ダイバーシティの場合…

ダイバーシティ取り組みの順序

日本でのダイバーシティ推進の取り組みは女性から始めるのが一般的です。女性が少ない会社であれば採用や就業継続から、多い会社では育成や登用からと内容は違ってもとりあえず手をつけやすい分野です。 ダイバーシティや女性活躍推進という言葉が浸透する前…