幸せなダイバーシティ、しなやかな働き方改革

ダイバーシティ推進や働き方改革の本質を一担当者として語りたい

ダイバーシティへの拒否反応

 

日本でダイバーシティというと、まずは女性管理職を増やそうとなってしまうのですが、往々にして会社のあらゆるところから拒否反応が出てきます。担当者としては非常に辛いところですね。なんのためにやっているのかわからなくなります。実際、なんで女性管理職を増やすことが必要なのか、事業部の役員に言われてなんて答えればよいか分からず困ったという話もよく聞きます。そんなことあんたの上司の社長に聞いてよ、と思うわけです。

 

ダイバーシティの本質は属性ではなく内面、という話はすでにしましたが、これはつまり個性とか価値観なんです。

ただ、会社という組織の中では、そして特に日本では、自分らしさや個性はともするとワガママや自己中だと考えられてしまいます。『社会人としていかがなものか』とか。コミニュケーション能力という名の空気を読め圧力ですね。

 

たしかにワガママと個性は紙一重という部分もありますが、たとえ一部のワガママを許すことになってもそれでもそれぞれの個性が発揮されなければ組織は立ち行かなくなるというのがダイバーシティ推進の大きな理由です。