幸せなダイバーシティ、しなやかな働き方改革

ダイバーシティ推進や働き方改革の本質を一担当者として語りたい

働き方改革の意義

残業を減らす意味、目的は何なのでしょうか?残業代を減らすため?それなら管理職は減らす必要ないですよね?過労死やメンタルヘルスの問題を減らすため?それなら定時で帰る必要ないですよね。

 

若い人は、もっと仕事を覚えたいと思っていて、残業削減がモチベーション低下につながるケースもあります。上司はやる気のある部下を可愛く思い、それならとやらせてあげるわけです。一方で定時に帰って大学院に行く部下のことは生意気で、すぐ転職しそうだと感じ良い評価は付けません。

ただ、もはや会社の仕事をやるだけでは成長には繋がりません。たとえ一年目であっても自身の仕事を上や外から眺め、社外の情報や人にアンテナを張り巡らせることが短期的な業務改善やビジネスの提案、そして長期的なキャリアアップには必要です。専門的な仕事においても、今後多くの仕事が人工知能でできてしまう時代には今やっている仕事が一年後にまるっきり変化したり、丸ごとなくなってしまいます。

会社や人事がが正しいキャリアを示すことはもはや不可能です。だからこそ自分のキャリアは自分で見つける必要があり、それは会社で仕事をしているだけでは非常に限られたものになってしまいます。

また、会社にとっては、社員が主体的に幅広い視点で自分のキャリアを築くことそのものが、常に新しいアイディアを生み出すための原動力なのです。

 

会社も社員も成長するために、社員の視野をどこまで広げられるかが勝負であり、それが働き方改革の究極の目的なのです。