幸せなダイバーシティ、しなやかな働き方改革

ダイバーシティ推進や働き方改革の本質を一担当者として語りたい

ゴーンと日産とダイバーシティ

ダイバーシティ担当者にとってゴーン社長の逮捕は本当に衝撃的でしたね。ダイバーシティ推進の大きな目的であり効果の一つにガバナンスの強化があります。日産はゴーン社長の強いコミットメントでダイバーシティを推進していたのは有名だし、取り組みも先進的でした。なのに、こんなことになるなんて

それでもなお私はダイバーシティ推進はガバナンス強化に効果的だと言い続けたい!おそらくこんなに大きな会社であればもっと幅広い取り組みが(特に上の方で)必要だったのだと思います。

勝手な想像ですが、古い体質の日本の会社が外資系になったとしても全社員がそういうマインドになって組織文化が変わるまで50年くらいはかかります。そして強いトップダウンで変えようとしたとき、上意下達の会社は一見すごく変わったように上からは見えます。でもそれは結局ダイバーシティではない。ただ、トップにとっては自分の思い通りになるのでむしろ都合がいいんですよね。ここでゴーン社長がダイバーシティの本質を見失わなければもっと違う方向になってたのではないかと私は考えています。

ちなみに外資系だからといってダイバーシティが正しく進んでいるわけではないということが、今回の問題をよりややこしくしている気がします。

調子に乗って書きすぎたので今日はこの辺で。