幸せなダイバーシティ、しなやかな働き方改革

ダイバーシティ推進や働き方改革の本質を一担当者として語りたい

ブログを書いて学んだこと

3つの会社でダイバーシティ推進と働き方改革をしてきたMeikoです。担当者として感じていること、学んだことなどを書いています。

 

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ブログを書き始める前は「ダイバーシティ働き方改革でそんなに記事書けるかな」と思い、始めてからは「書きたいことがたくさんあるから毎日更新で全然行ける!」と感じ、90記事を超えた最近では「書き尽くした感」を感じ始めています。というわけで息切れしてきたこれからが正念場なのかもしれません。また、自分が書きたいことを書きたいように書いてきて、いわゆるブログのセオリーみたいなものをほぼ無視しているからか、更新頻度が高いにもかかわらず読者もアクセスも全然増えません。

とはいえ、振り返ってみるとブログを通じて多くのことを学びました。一番は他の方々のブログを色々読むようになったことです。こんなに幅広い考え方やアイディアを知ることができるシステムは素晴らしいと思います。また、自分がダイバーシティのブログを書いているので、それらのブログやWebニュースをいつもダイバーシティという視点のメガネをかけながら読んでいます。こうすると、他の人のブログやニュースで語られる多くのことが、すべて自分に関係あるように感じてきました。

結局はブログを通じてダイバーシティの本質である「他の人の考えを知り、違いを受け容れ、そこから学ぶ」ということができるようになったと強く感じています。読者数やアクセス数がパッとしなくても(泣)、これからも自分のためにマイペースで更新していきたいと思います。

 

小学生の娘の作文に「来年は先生が変わるけど我慢していればそのうち慣れるからがんばります」と書いてあって子供ながらに不安なんだな〜と思わず娘を抱きしめたくなったMeikoでした。

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どこまで戦うべきか

3つの会社でダイバーシティ推進と働き方改革をしてきたMeikoです。担当者として感じていること、学んだことなどを書いています。

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みんなが参画意識を持ち自発的に行動する組織風土が理想ですが、色々なところでうまくいきません。上の人(必ずしも上司とは限らない)を意見が違ったとき、どこまで戦うべきかいつも迷います。

企業にはビジョンや行動基準、ポリシーなどがあり、それに従って行動や意思決定をすべきだと言われます。多くの企業で「社会に貢献する」「お客様のために」などですね。でも実際にはKPIと呼ばれる数値目標があり達成したかどうかで評価やボーナスが決まるので、実際の意思決定が行動基準と矛盾する場合がでてきます。

目標が達成できない場合は上司に説明する必要がありますし、説明したところで往々にして「それは言い訳だ」と言われます。社長であっても株主や親会社から数値目標を課せられます。「売上を追求する」とか「利益を最大に」などというビジョンはどこにも書かれていないいのですが。

となると行動基準と相反する意思決定をせざるを得ない状況も出てきます。ただその決定や指示は下から見ると「ビジョンなんて口ばっかり」「行動基準は形骸化していて何の意味もない」となって、社員の参画意識が低下していきます。

上の人の指示や意思決定が違うと感じたとき、みなさんはどうしますか?「売上を犠牲にしてもそういう売り方はすべきではない」と言ったとき、「売上が下がったら、次の投資ができなくて会社の存続が危うくなる、その責任が取れるのか?」と言われたらどう反論しますか?もしくは「ここで違う意見を言うと上司の信頼を失って自分がやりたい仕事ができなくなるかも。そうなると顧客のために考えたあの企画が無駄になる」と考えて反論しないでいることもあると思います。

というような話を最近あちこちで聞いたり、私自身が直面することがあり結構モヤモヤしています。でも、ダイバーシティ推進で抵抗されることに慣れっこになっているこの私が守りに入ってしまったら、私の価値なんて一体どこにあるんだろう、と思って自分を奮い立たせています。

 

娘がノートに大きな字で「ガーリック」と落書きしていたのを見つけ、どういうことか教えてほしいMeikoでした。

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ワークライフバランスのよくある誤解

3つの会社でダイバーシティ推進と働き方改革をしてきたMeikoです。担当者として感じていること、学んだことなどを書いています。

 

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時間とエネルギーの配分

ワークライフバランスと聞くとワークとライフのバランス、特に時間やエネルギーの配分をどうするか、ということだと受け取られがちです。実際には仕事かライフかという二項対立ではなく、仕事も人生や生活というライフの一部なわけですよね。

社員が楽をすること

ワークライフバランスは仕事の時間や量を減らす、すなわち社員が楽をすることだと思われることも多いですね。これには、仕事をつらいものだ、そうでなければいけない、という思い込みもあります。自分の待遇や仕事に不満のある人の嫉妬だったりします。

会社の業績を悪化させること

社員の残業時間を削減したり、休暇の取得を促進すると、稼働時間が減るということで売り上げが下がるという誤解です。長時間労働はものすごく生産性が下がりますし、みんなが遅くまでいる前提での仕事の進め方は効率的であるはずがありません。むしろ限られた時間でできるように工夫し、健康で働ける方が生産性はたかいです。そして残業代の削減は業績にはプラスです。

残業代削減のための施策

これは社員側の誤解ですね。少なくとも人事は残業代削減だけを目的にしたワークライフバランス施策はやりません。ただ、分からず屋の経営層や管理職を説得するためにこの理由を使うことはあります。サービス残業を強要する会社にいても何の意味もないのでそういう場合はさっさと辞めましょう。

育児中の女性のためのもの

社員に長く安心して働いてもらうための制度は必要ですが、このような施策はワークライフバランス施策のほんの一部です。会社の視点で考えれば、短い時間で高い成果を出すことが理想なので、家庭の事情に関係なく、業務改善は全員にしてもらう必要があります。また、時間制約は育児だけでなく家族の介護や病気の治療、キャリアアップのための勉強をする際にもでてきます。会社以外の視点を得ることができなければそのうち会社のお荷物になってしまうでしょう。そういう意味ではワークライフバランス誰にでも必要な取り組みだと思います。

 

 1ヶ月前にオープンした魚屋が今日「全品半額売りつくしセール」をやっていて早くも閉店しそうな予感がしているMeikoでした。

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ダイバーシティは儲かる⁈

3つの会社でダイバーシティ推進と働き方改革をしてきたMeikoです。担当者として感じていること、学んだことなどを書いています。

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昨日は政府主催の女性活躍推進イベントに行ってきました。

第5回国際女性会議WAW!/W20

(写真は会場に設置されたモニターを撮影したものです)

https://www.mofa.go.jp/mofaj/fp/hr_ha/page22_003059.htm

 たくさんの講演者やパネリストが登壇される中、一番印象に残ったのはこの方!

https://www.gpif.go.jp/about/message.html

私たちの大事な年金資産を運用している組織のトップです。その額なんと80兆円!日本の上場している全ての会社の株主なのだそうです。

そんな組織のトップの方はどんなに偉そうかと思ったらものすごく腰が低い(腰の位置ではない)。色々利害関係があるからかもしれませんが、話ぶりも穏やかで、ユーモアもあり、アグレッシブさは微塵も感じられませんでした。むしろこんなんで大丈夫?と思ったほど。

そんな方が断言していたのは、運用期間100年というとんでもなく長い期間で考えれば、大きな不祥事を起こさないガバナンスに多様性は不可欠とのことです。また全上場企業の株を持っているということは、限られた数の会社が儲かっていれば良いのではなく日本全体、世界全体のなるべく多くの会社が成長することが重要だということでした。

つまり、全ての会社がダイバーシティを推進し、それにより信頼できるガバナンス体制を作ることが経済を成長させ、私たちが将来もらえる(かもしれない)年金資産を守る方法ということですね。

他にも面白いエピソードをご紹介されていましたが、その話はまたの機会にご紹介したいと思います。

 

このイベントはホテルニューオータニで開催されたのですが、予想通り建物の中で迷いまくり、あわせて30分くらいグルグルと歩き回っていたMeiko でした。

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イチローが語ったダイバーシティの本質

3つの会社でダイバーシティ推進と働き方改革をしてきたMeikoです。担当者として感じていること、学んだことなどを書いています。

 

dot.asahi.com

※こちらのリンクは記事の最後のページです。

野球のことはよく知らない私も、彼の思いやりとユーモアあふれる言葉に何度も胸を打たれました。特に最後の部分はまさにダイバーシティの本質だと感じたので引用したいと思います。

アメリカに来て、メジャーリーグに来て、外国人になったこと、アメリカでは僕は外国人ですから。このことは、外国人になったことで人の心を慮ったり、人の痛みを想像したり、今までなかった自分が現れたんですよね。この体験というのは、本を読んだり、情報を取ることができたとしても、体験しないと自分の中からは生まれないので。

世界的な大スターも、一般ピープルの私も、この世界に住む全員が人生の中で必ず何かしらのマイノリティになるという経験をします。それは単純に物理的な少数派になるというだけでなく、自分は他の人とは違うんだという孤独感を味わうことでもあります。

そこから学んだことをその後の人生でどう活かすかが重要であり、その経験を他の誰かのために使うことがダイバーシティ推進の本質的な意味なんですよね。ダイバーシティという言葉を知らなくても、意識なんかしなくても、そこには自分と違う意見や価値観の人がいるということに思いを巡らせ、その気持ちを想像する。そのことが少しずつ世の中を良い方に変えていくのだと心から信じています。

ダイバーシティの意義を、そして私の仕事の価値を、改めて教えてくれた素敵な会見でした。ありがとうございました。

 

私の大好きなドラマ「相葉」の最終回録画が、なぜか後半の一時間しかできていなかったというショックから未だ立ち直れないMeiko でした。

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転職に有利な経験

3つの会社でダイバーシティ推進と働き方改革をしてきたMeikoです。担当者として感じていること、学んだことなどを書いています。

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ダイバーシティの注目度が年々上がり、また変化や変革を戦略の旗印に掲げている企業が増えてきた中で、ダイバーシティ推進や組織の変革に携わった経験を持つ人材が求められてきているようです。これまでの日本企業ではどんな人材も社内で調達し、誰も経験したことのない事業や職種でもなんとか回していました。そのためにどんな仕事にも職場にも(その会社内であれば)適応できるような人材をジョブローテーションで作ってきたわけです。

ただ、ダイバーシティ推進や社内風土改革は上から指示がある仕事ではないので、会社の辞令で異動してくると動き方が分からず結構きつかったりします。社内公募でそのポジションに合う社員が応募してくれば理想ですが、残念ながらこの仕事は外から見ると何をやっているかよく分からないと思われがちなのでそれも難しいです。なので外から経験のある人材が求められているというのはある意味当然で、私自身もそういう話を聞くようになってきました。

企業変革や組織風土改革を専任でやっている人はとても少ないのでおそらく今後売り手市場になっていくと思います。ただ、実はこの経験は今の職種や部署にかかわらず誰でも得ようと思えば得られる経験なんですよね。もちろん人事や経営企画にそのような風土改革担当をおいている企業が多いと思いますが、基本的には各部署やあるいは会社横断のプロジェクトチーム、委員会組織などを作ることが多いので、そのメンバーも同じような経験が得られるわけです。逆にプロジェクトメンバーだからこそ事務局に求めることもわかるようになります。

会社横断だけでなく例えば営業本部での変革チームが組織されることもありますし、とにかくそのようなプロジェクトにアサインされればいいので異動よりも全然ハードルは低いです。大体の場合こういう仕事が増えることは社員には敬遠されるので、自分で申し出ればそれが通る可能性は高いと思います。

実際にプロジェクトメンバーになった場合には、積極的に事務局を動かすとともに、自部署の改革にも取り組みましょう。このような経験を持つ人材は、今多くの企業に強く求められています。職種を超えて求められていると言っても過言ではないので、新しい職種にチャレンジしたい人にとって、それが一つのきっかけになるかもしれません。

というわけで、社内で何か新しいプロジェクトや委員会が立ち上がる際には、ぜひ思い切って手を挙げてみてください。キャリアの新しい扉が開くことは私が保証します!!

 

今日はようやくメインテーマでブログが書けたことにホッと胸をなでおろすMeikoでした。

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シンプルライフ〜私が卒業したもの

3つの会社でダイバーシティ推進と働き方改革をしてきたMeikoです。担当者として感じていること、学んだことなどを書いています。

が、今日もダイバーシティとは関係ない話です。決してネタが尽きたわけではありません(汗)。

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今週のお題「卒業」

なるべくシンプルでストレスのない生活にするために、私がこれまでに卒業したものをご紹介したいと思います。私はなんちゃってミニマリストなので、ミニマリストにとってはそんなの常識、ということもあると思います。

料理

ウチはほとんどの食事を夫が作っています。必然的に買い物も彼がやります。料理はできればやりたくないです。そのかわり後片付けや掃除は私の担当です。

マット類

玄関マット、トイレマット(便座カバー含む)はありません。キッチンにはタイルカーペットを敷いています。バスマットは珪藻土(もらいもの)がありますが、前日に使ったバスタオルで済ませることも多いです。

水回り用品

歯磨きのコップはありません(手を使います)。お風呂のフタもなく、シャンプー等を置く棚は取り外し、タオル掛けにかごを引っ掛けてそこに入れています。。キッチンの洗いかごはシンクに掛けられる小さなものだけで、三角コーナーもありません。

衣替え

寝室のクローゼットにパジャマ以外はすべての洋服を収納しています。同じ気温だと会社用が3パターン、休日は2パターンくらいしか持っていません。

二次会

元々お酒はほとんど飲めませんが、飲み会の席は好きです。ただ、みんなが酔っ払ってくると話が通じなくなってくるので必ず一次会で切り上げるようにしています。お店の外でたむろするのもキリがないので大きな声で「お先に失礼します!」と言ってさっさと帰ります。昨日書いた通り、週末も毎朝英会話をやっているためなるべく早く寝るようにしています。

宝くじ

10年以上前ですが定期的に宝くじを買っていました。一度5万円が当たりましたが、その5万円ですら上手く使えなかったことですっかり懲りてしまいました。また、宝くじの「期待値」も半分くらいだと知ってからは一切買っていません。

こうやって書いてみると結構卒業したものがありますね・・・。ちなみに今日は息子の小学校の卒業式でしたが、彼はワイシャツに夫のニットタイ(結構良いもの)、中学用に買ったVネックセーター、下は普段履いているダークブルーのズボンにアイロンをかけて臨みました。スーツやジャケットを着ていない男の子は息子だけだったので、(あまのじゃくの彼は)逆に満足していたようです。

 

今日のブログは結局私がケチだという証明をしただけだったのでは・・・とうっすら感じているMeikoでした。

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