幸せなダイバーシティ、しなやかな働き方改革

ダイバーシティ推進や働き方改革の本質を一担当者として語りたい

ワークショップの効果

3つの会社でダイバーシティ推進と働き方改革をしてきたMeikoです。担当者として感じていること、学んだことなどを書いています。

 

ワークショップのプログラムを作ったり、ファシリテーターをやるのが割と好きです。ダイバーシティ働き方改革など自分の担当だけでなく、他の部署の企画でもファシリテーターを(強引に)やらせてもらったり、実はPTAなど仕事と関係なくやったりすることもあります。得意かどうかは別ですが・・・。

テーマにかかわらず、アイスブレイク(自己紹介や打ち解けるためのしかけ )、個人で少し考えてからの意見交換、多くのアイディアを出し合って最後に結論やアクションを決める、というとてもシンプルな流れでいつも作っています。何年もやってきて感じていることは、ファシリテーターという役割自体はあまりスキルはいらないなということですね。時間管理とちょっとした「褒め言葉」くらいですが、それでも場数を踏めば必ず慣れてきます。

もちろん何度もやっていれば発言がなかなか出なかったり、議論がループに入って行き詰まってしまったり、ちょっと雰囲気がおかしくなることもあります。でも、どんなに拡散した議論も結局は収束しますし、誰かは必ず素晴らしいアイディアを持っています。回数を重ねるにつれて、私は「答えは参加者の中にある」という強い確信を持つようになりました。今ワークショップの中で使うスライドにはいつも「答えは皆さんの中にあります!」と書いています。

いいアイディアが出るだけがワークショップの効果ではありません。ダイバーシティ働き方改革はこのブログでも何度も書いているように抵抗がデフォルトです。どんなにロジカルな説明でもやらない理由は必ず見つかります。そんなとき、他の人達と対話や議論をすることで、自分の中でストンと腑に落ちることがあります。というか、一分の隙もないロジックや、とても丁寧な説明ではこのような抵抗感は突き崩せません。むしろ自分を説得しようとしていることがわかると余計に反発してしまいます。

フラットな関係の参加者同士心を開いて意見を交換することで、自分が何に引っかかっているのかに気が付いたり、ダイバーシティ推進によって自身も快適になることが具体的にイメージできたりします。もちろん他のテーマでも同じですね。考えを変えさせるわけでは決してなく、新しい気付きや発見が参加者のその後の仕事やキャリア、働き方にポジティブな変化をもたらすことがファシリテーターにとっての喜びだと考えています。

 

全然関係ないですが、夫がギックリ腰になってしまい「そろりそろり」と言いながら歩くのがジワジワきているMeikoでした。

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