幸せなダイバーシティ、しなやかな働き方改革

ダイバーシティ推進や働き方改革の本質を一担当者として語りたい

ダイバーシティをビジネスに

3つの会社でダイバーシティ推進と働き方改革をしてきたMeikoです。担当者として感じていること、学んだことなどを書いています。

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ダイバーシティ推進はCSR(企業の社会的責任)や社員のための施策と捉えられることが多く、なかなかビジネスと関連付けて考えてもらえません。女性役員が増えれば不祥事が減るとか、多様な意見はイノベーションを生むとか、まあそうだろうなとは思っても優先順位は今ひとつ上がりません。投資対象にも(今のところは)なりづらいので、予算やスタッフの確保も難しいと思います。

一方で、強いトップダウンがあったり業績が良くて予算がかけられる会社が大きなイベントを開催するのを見ると、とても羨しいです(とはいえ中の人ははとても大変そうですが)。そんな愚痴を言っていても始まらないので、今日どうやってリソースを獲得するかを考えてみたいと思います。

一番は他の部署のビジネスに繋げる、ということですね。例えばマーケティングの広告宣伝とタイアップする、営業本部のお客様向けイベントとして企画する、新しいプロジェクトの社内浸透の目的に乗っかる、採用活動の一部にしてしまう、など。働き方改革も、自社のさまざまなソフトやツール、サービスなどに繋げることが可能なコンセプトだと思います。

目的はビジネス側をメインにしつつも、内容をダイバーシティに関連させることで、社内の意識啓発も同時にはかります。セミナーのゲストやワークショップなど、ダイバーシティ関連には豊富な人材と魅力的なコンテンツがたくさんあります。キャリアや組織運営などにテーマを広げればリソースだらけだと言っても過言ではありません。

実際にダイバーシティ担当や社内のボランティア的なグループの発案で、全社を挙げてのパブリックなイベントを開催した例もあります。もちろんイベントだけでなくLGBTなどの新しい市場やビジネスのアイディアが出てくれば、より結果がわかりやすいですね。色々な方面からアプローチすることで、「ダイバーシティは儲かる」を常識にするのが目標です。

 

「これいいじゃん!絶対成功する!」と私が思ったビジネスは大体その後うまくいった試しがないのは致命的にセンスがないってことなのかな〜としみじみ思うMeiko でした。

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